OpenAIは2024年1月10日にGPTsとGPT Storeをオープンしました。オープンからしばらく経過しているので、既に紹介サイトもさまざまと多いかと思います。
そこで、今回はGPTsとGPT Storeを使ってオリジナルGPTを作成し、Storeで公開してみます。
GPTを公開できるGPT Storeとは?
念のため、GPTsとGPT Storeの概要だけ以下に示しておきましょう。
- GPT Storeは、OpenAIが1月10日(米国時間)にChatGPTでアプリを作成できる「GPTs」と、GPTsで作成したアプリを“公開”できる「GPT Store」をスタートしました。
- 対象は、有料のChatGPT Plusと新プランのTeam、企業向けのEnterpriseユーザーです。
- GPTsは、ノーコードで、プロンプトで対話しながらオリジナルのAIチャットを作成できるサービスです。
- 11月のスタートから約2ヶ月で300万以上のカスタムバージョンChatGPTが作成されました。
- 最新のAIモデルであるGTP-4や、画像生成AIのDALLE-3などが活用できます。
プラグインとの違い
既にプラグインサービスも公開されていますが、ここで簡単にGPTsとプラグインの違いをご紹介します。
作成は簡単ですが、カスタマイズはやはりプラグインの方が幅がありそうです。
GPTs | プラグイン | |
開発者の内訳 | ユーザーが主体 | IT企業・エンジニアが主体 |
開発に必要なスキル | 特になし(プロンプトの知識があるとベター) | 各種コーディングスキル |
ツールの内訳 | 自由な発想で作られたものが多い | 既存のサービスと連携するだけのものが多い |
使い勝手 | 一度に1つのGPTしか使えない | 1つのチャットルームで複数のプラグインが使える |
GPT Storeに公開する前に「My GPTs(私のGPTs)」で登録する
- 画面左端のアイコンを押し、「私のGPTs」を選択します。
- My GPTs画面が出るので、「Create a GPT」を選択します。
- カスタム画面に移行します。
- GTPBuilderが作成アシスタントとなってさまざまな回答をしてくれます。
- 英語で質問されるので、日本語でアシストしてもらいます。
- 先ほどの条件を入力してみます。
- 回答は返してくれますが、毎回英語で返ってくるのでその都度「日本語で」と言わなければなりません。
- 上記のプロフィールを流し込みますが、必ずしも返ってくるとは限りません。
4. ある程度できたら、画面左のプレビューで会話をチェックしてみます。
5. 問題なければ保存します。「私だけ」、「リンクを知っているもののみ」、公開とあるが、念のために「私だけ」にします。
GPTsの作り方手順
1.GPT Storeの画面端に「私のGPTs」+「GPTを作成する」と表示されます。
2.「GPTを作成する」を押します。
3.画面が左右に分かれ、右がGPTのカスタマイズ画面、左がチャットのプレビュー画面になります。
4.では、早速、浪速太郎というキャラクターの簡単なプロフィール作成をしてみます。
5.アイコンは後からでも決められますし、DALL-Eに作ってもらうことも可能です。
6.とりあえず定義が決まったら、右上の保存ボタンを押します。
7.保存は公開範囲を決めます。初めは「私だけ(自分のみ)」で良いでしょう。
8.一旦、画面はチャット画面になりますが、右上アイコンから再びカスタマイズできます。
9.色々と性格付けを加えてみます。
10.ここまで作成したら、一旦保存してみます。
11.保存したGPTsは「My GPTs(私のGPTs)」から確認できます。
12.作成したGPTsを試してみると、このように対話してくれます。
作成したGPTsをGPT Storeに公開する
公開範囲は自分と公開リンクを知っている方だけですが、GPT Storeにも公開が可能です。
GPT Storeに公開すると、Store検索で自分が作成したGPTsを検索できるようになります。
公開範囲を「公開」に設定して確認ボタンを押せば、公開されます。
ただし、公開する場合はビルダープロフィールに名前を公開する必要があります。
公開する場合のビルダープロフィールは、以下の赤丸部分の「鉛筆アイコン」をクリックします。
クリック後、設定画面が表示され、ビルダープロフィールの公開・非公開スイッチがあるので、スイッチを右にしてオンにします。
設定後は公開範囲を「公開」にし、「カテゴリー」を選択して確認ボタンを押すだけです。
確認ボタンを押すと公開URLが表示されます。
公開されたGPTsをGPT Storeで検索してみましょう。
GPT StoreはchatGPTトップ画面の「GPTを探索する」をクリックすると画面が遷移します。
GPT Storeの検索ボックスにキーワードを入れると、サジェスト表示され、該当するGPTsが表示されます。
まとめ
2024年に公開されたGPTsでオリジナルGPTを簡単に作成してみました。
画像を加工したり、専門的な対話も可能なので、色々と研究してみてオリジナルGPTをどんどん作ってみるのも面白いでしょう。
すでにGPT Storeには様々なGPTsが公開されているので、まずは試してみるのも良いでしょう。
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