2023年3月23日、冥王星が水瓶座に入りました。18世紀以来、今回が初めての冥王星水瓶座入りであり、今後20年続くとされる変化期に突入したといわれています。
このタイミングで登場したChatGPTの意味を、過去の冥王星の星座間移動時の出来事を振り返りながら考えてみたいと思います。
ChatGPTと占星術に関する基礎知識
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発したGPT(Generative Pre-trained Transformer)アーキテクチャを基盤とした会話型AIです。
言語モデルとしてのGPTは、テキスト生成や理解、質問応答など多岐にわたる自然言語処理タスクをこなします。
ChatGPTはユーザーからのテキスト入力に応答し、チャット形式でスムーズな対話を行うことができます。
占星術の歴史的利用
惑星の配置に基づいて未来を予測することは本当に可能なのでしょうか?
占星術は非科学的な分野として敬遠されがちですが、実際には古来より社会動向の予測に利用されてきました。
物事のパターンやデータを使って予測する占星術は、むしろ事実に基づいた科学と考える人もいます。
分析学と同様に、占星術師は天体の位置と角度を利用して、それらが社会や対人関係といった側面にどのような影響を与えるかを調べます。
古代バビロニア人は占星術を用い、太陽、月、星を観察して作付けや収穫の季節を決定していました。
近年では、ロナルド・レーガン元アメリカ大統領とナンシー・レーガン夫人の側近に占星術師がいたのは有名です。
アルベルト・アインシュタイン、シグモンド・フロイト、カール・ユングらは皆、熱心な占星術擁護派でした。またJ.P.モルガンは、金融の決定に占星術を利用したといわれています。
冥王星&水瓶座がもたらす影響
冥王星が星座を変える時
冥王星は、「破壊と再生」を象徴する天体です。世界中の占星術家たちは、今回の冥王星の山羊座から水瓶座への移動に注目してきました。
冥王星が星座を変える時、破壊的であると同時に変革的な影響をもたらすと考えられています。
冥王星の移動に伴い、新しいものへの道を切り開くために古いやり方が滅びる、というプロセスが過去何度も繰り返されてきました。
例えば1995年から2008年にかけて、冥王星が射手座(出版と世界的なコミュニケーションを司る星座)を巡っていた時期に、既存の雑誌の休刊が相次ぎ、通信業界は壊滅的な打撃を受けました。
その後、高速インターネット、スマートフォン、プリントオンデマンド(POD)、ブログ、ビデオ会議などが急速に普及しました。
そして2008年に冥王星が山羊座に移動すると、山羊座が支配する金融業界が最初にその影響を受けました。
ブロックチェーンが登場し、仮想通貨が脚光を浴びるようになったのは記憶に新しいところです。
山羊座は「社会」を象徴することから、冥王星が今回の水瓶座入りを果たすまで、私たちは様々な社会現象や社会問題が次々に浮上する、まさに「社会」の時代を生きてきたのです。
水瓶座に天体が入る時
一方、水瓶座は「IT、テクノロジー、デジタル」とつながりのある星座です。ChatGPTの登場は、いかにも「デジタル」を象徴する水瓶座時代らしい動きだと考えられます。
過去に一世風靡したMicrosoft Windows 95が発売されたのは、テクノロジーとの関連が強い水瓶座に天王星が入った時でした。
また、インターネットが出現したのは、水瓶座に海王星が入った時でした。このように、水瓶座に天体が入るたびにIT、テクノロジー、デジタルにかかわる社会現象が起きてきました。
そして今回、水瓶座に冥王星が3回入ります。
2023年3月23日に最初の水瓶座入りを果たすと、冥王星は逆行して一旦山羊座に戻り、2回目は2024年1月22日、3回目は2024年11月20日に再び水瓶座に入ると予測されています。
前回の冥王星水瓶座時代に起こった出来事
前回の冥王星水瓶座入りは18世紀のことでした。
この時期に、アメリカの独立戦争やフランス革命、イギリス支配に対するアイルランドの反乱、人権宣言などとともに、世界的に大きなパラダイムシフトが起こりました。
アメリカ合衆国憲法が批准されたのも、まさにこの時です。
ChatGPTの登場
ChatGPTのリリース日
ChatGPTのプロトタイプ公開は2022年11月でしたが、有料版のChatGPT-4がリリースされたのは2023年3月と、冥王星の水瓶座入りとシンクロしています。
「生成AI」や「ChatGPT」はそれ以前から存在していましたが、今回の冥王星水瓶座入りとともにこれらの社会的認知度が飛躍的に高まった点に注目されます。
ChatGPTの特長
これまでのAIと違い、ChatGPTは「高齢者でも理解できる」「ITに詳しくない人でも使える」といった特長をもっています。
また、ChatGPTを開発したOpenAI社のCEOが来日したり、各国の政府までがChatGPTの利用を巡って議論するなど、「情報と知識へのアクセスを民主化する」水瓶座ならではの出来事といえます。
かつて情報は一部の人々によって管理されるものでしたが、インターネットとAIを搭載した検索エンジンの台頭により、知識は広くアクセス可能なものとなりました。
そしてChatGPTの登場により、さらに高度な知識が一般の人々にも簡単に手に入るようになったわけです。
人々の創造性向上と意識改革
ソーシャルメディアやメッセージング・プラットフォームの台頭により、地理的な場所に関係なく、他者とつながることがかつてないほど容易になりました。
これは、より大きなグローバルな理解を育み、団結を促進する可能性をも秘めています。
それに加え、ChatGPTのようなAIによって多くの仕事が自動化されるようになりました。
このような動きを「人間の仕事が奪われる」と懸念することもできますが、「人間がより創造的で有意義な仕事ができるようになる」とポジティブに見ることもできます。
AIが多くのルーティンワークや反復作業を代行するようになると、人々は仕事以外で自己成長や自己表現に集中する時間をより多く持てるようになります。
心と意識についての理解が深まれば、意識改革にもつながります。
冥王星水瓶座の時代、このような人々の創造性の向上と意識改革が一気に進むと考えられます。
まとめ:満を持して登場したChatGPT
いかがでしたでしょうか?
こうしてみると、ChatGPTはこの時代に満を持して登場したように思えますね。
冥王星水瓶座の時代、AIは私たち人間の創造性を向上させ、意識改革を促していくのかもしれません。
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