Hunyuan3D-2を使ってみた!驚きの3D生成体験

Hunyuan3D-2は、英語のテキストを入力するだけで、リアルな3Dモデルを自動生成できるAIツールです。

画像生成AIやチャットAIはすでに多くの人が触れたことがあると思いますが、3Dモデル生成に関してはまだ体験者も少ない分野。

実際に使ってみたところ、その簡単さと仕上がりのレベルの高さに驚かされました。

目次

良かったポイント

● 高品質な3Dモデルが生成される

まず感動したのが、出力される3Dモデルの完成度です。特に「ドラゴン」や「ロボット」など、形状が複雑なテーマでも破綻が少なく、細かい造形まで丁寧に再現されていました。

筋肉や装飾、鱗などのテクスチャも立体的で、遠目だけでなく近くで見ても映える仕上がり。ライティングやバランスも自動で調整されており、そのまま展示できそうなクオリティに感じました。

● プロンプト入力だけの簡単操作

操作はとてもシンプルで、画面にあるテキストボックスに英語で一文書くだけ。例:「A majestic dragon with wide wings standing on a rocky mountain」この一文だけで、しっかりと構図が考えられた立ち姿のドラゴンが生成されました。

3D制作に必要な複雑なツールや工程を一切省略して、誰でも直感的に始められるのが大きな魅力です。

● GLB形式で出力されて便利

生成されたモデルはGLB形式(glTF)で提供され、すぐにダウンロードできます。この形式はBlenderやUnity、Three.jsなど、さまざまな3Dツールでスムーズに使える汎用フォーマット。

そのままWeb上で使ったり、アニメーションを加えて応用したりすることも可能で、拡張性に優れています。一から自作するより、AIに原型を作ってもらって編集するほうが圧倒的に効率的です。

注意すべきポイント

● 細部の造形は荒さが残ることも

全体的な完成度は高いものの、手や足の指の数が正確でなかったり、ポーズが少し不自然なケースもあります。また、背中や顔の一部が崩れていたり、モデリングの重なりが発生することもありました。

本格的な商用利用やゲーム素材として使うには、リトポロジー(再メッシュ化)やボーン設定などの調整が必要になる場面がありそうです。

● 英語プロンプトの精度が結果に直結

プロンプトの書き方次第で、出てくるモデルの良し悪しが大きく変わります。抽象的な表現だけだと、AIが意図を読み取れず、イメージと違う形になることも。「色・姿勢・質感・環境」など、なるべく具体的に英語で書くことが重要です。

例:「A white tiger sitting calmly in a snowy forest with soft lighting」など、詳細まで描写することで安定した出力が得られます。

まとめ:3D制作の入り口として理想的

Hunyuan3D-2は、3D制作の知識がなくても、誰でも気軽に始められる非常に優秀なAIツールだと感じました。プロレベルの完成度を求めるには微調整が必要ですが、アイデア出しや試作段階では十分すぎるほど役立ちます。

3Dに興味はあるけれど、これまで難しそうで踏み出せなかった人にもおすすめです。「文章を入力するだけで立体が生まれる」感動を、ぜひ一度体験してみてください。

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