ChatGPTはOpenAI社が開発したチャット型AIです。人間のように会話することができ、ユーザーが質問したことに対して的確に回答することができます。
しかし、ChatGPTに質問する際、形式を理解していないと望んだ回答が返ってきません。うまく質問するにはプロンプトを使用する必要があります。
ChatGPTで使うプロンプトって何？
プロンプトとは、ChatGPTなどのAIを活用するための指示文の形式のことです。ユーザーの質問や指示を理解してもらうために最適なプロンプト形式を使う必要があります。
適切なプロンプトを作成するには以下の要素を含む必要があります。
コンテキスト
ChatGPTに指示や質問をする際、AIが理解しやすいよう情報の背景やその他情報を書く必要があります。
例えば、「以下の文章をもとに穴埋め問題を作ってください。」という文脈を付け加えることで、AIが指示を理解し問題を生成できるようになります。
指示の出し方
ChatGPTがユーザーの指示を理解するためには具体的に指示を出す必要があります。
パンケーキを使って例えると、作り方を知りたいなら「パンケーキの作り方を教えてください。」と入力します。
パンケーキがいつ誕生したのか知りたいなら、「パンケーキがいつ誕生したのかおしえてください。」と指示を出すことでAIが適切な情報を生成できるようになります。
回答の制限
ChatGPTが生成する回答に制限を付け加えることができます。例えば、「以下の文章を1000字以内でまとめてください。」という指示を与えることで、AIが適切な回答を生成することができます。
ChatGPTで使えるプロンプトのフォーマット
ChatGPTに指示を出す際、適切なプロンプトのフォーマットを使用することでAIが指示を理解しやすくなります。紹介する2つのフォーマットを覚えるだけで様々な質問をChatGPTに的確にすることができます。
指示とコンテキストを分ける
ChatGPTに指示を出すときは、指示とコンテキストを”””で区切ることでAIが適切な回答を生成しやすくなります。
回答形式、長さなど具体的に説明する
ChatGPTがユーザーの望んでいる回答を生成できるように回答形式や回答の長さなどを具体的に説明する必要があります。
例えば、「以下の文章を翻訳した後、翻訳した文章を短く要約してください。」など具体的に指示をすることで、よりユーザーが求めている回答を生成できるようになります。
ChatGPTで実際に使えるプロント例
様々なケースで使えるプロンプトの例をいくつか紹介します。コピペしてそのまま使えますのでぜひ使ってみてください。
文章の要約
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで文章の要約をすることができます。
以下の文章を知識がない人にもわかるように要約してください。”””テキスト”””
問題作成
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで問題を作成することができます。
手順１
中学生が習う範囲で細胞についてまとめてください。生成した文章から穴埋め問題を作ってください。問題の解答は次の質問の際に書いてください。
手順２
回答を書いてください。
分からない単語の説明
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで単語の説明や実際に単語を使った例文を書いてもらうことができます。
「遵守」という単語の意味を教えてください。また、単語を使って短い文章を作ってください。
校正・添削
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで文章の構成や添削をしてもらうことができます。
以下の文章の誤字・脱字を見つけてください。
以下の文章を、知識がない人にもわかるように文章を書き換えてください。
アイデア出し
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで様々なアイデアを生成することができます。
例１：お菓子作りなど
抹茶とイチゴを使ったスイーツを作りたいのでアイデアを3つ程出してください。
例２：キャッチコピー
私はスマホアプリのゲームの攻略を投稿しているブログを書いています。このブログのキャッチコピーを3つ考えてください。
検索・情報収集
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで検索や情報収取をすることができます。
スマートフォンの歴史についてまとめてください。
翻訳
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで翻訳することができます。
以下の文章を英語に翻訳してください。
服装のコーディネート
ChatGPTでは以下のプロンプト例を使うことで服装のコーディネートをすることができます。
私の服装のコーディネートを考えてください。情報は以下の通りです
女性 20代
カジュアル
季節:夏
場所:映画館
ChatGPTで望んだ回答が出ない場合
しっかりとした指示を出しても思ってた回答が出ない場合があったり、文字数制限をしても文字数に多少のずれが出ることもあります。そういった時の対処法を紹介します。
より詳しい指示を追加する
ChatGPTが出した回答に新しく指示を加えることでより望んだ回答に近づきます。例えば「下記の文章をわかりやすくまとめてください。」と指示します。
もっとわかりやすくまとめてほしい場合、「上記の回答を小学生にわかるようにもう一度まとめてください。」や「上記の回答を専門用語を使わずにもう一度まとめてください。」ともう一度指示をすることで解決します。
Regenerate responseをクリックする
ChatGPTが生成した回答が思ってたのと違った場合や、別のアイデアがほしい場合はRegenerate responseをクリックすることでもう一度別の回答を生成します。
クリックするたびに新しく生成するため、望んだ回答が出るまでクリックしてみましょう。また、前の回答も見ることができます。
訂正・追加情報を入力する
ChatGPTは単語の使い方を間違える場合があります。その際は、「○○は～～という意味です。もう一度回答を出してください。」「○○は人の名前です。もう一度文章を書いてください」と訂正することで正しい回答を生成してくれるようになります。
ChatGPTの種類
ChatGPTには無料で使えるものや有料版があります。それぞれの違いや料金について紹介します。
GPT-3.5
無料で使えるChatGPTです。文章の生成をすることができます。入力可能数が2500字で混雑している時は応答が遅くなります。
高速GPT-3.5
有料のChatGPTです。無料版とほとんど性能は変わりませんが、応答が速く混雑していても変わりません。
GPT-4
有料のChatGPTです。文章生成のほかに、プラグイン（拡張機能）や試用版の機能を利用することができます。GPT-4は3.5と比べて性能が良く、米国の司法試験に合格してしまうほどです。ですが、3時間に最大25回までしか回答できないです。
有料版の料金
ChatGPTの有料版はChatGPT Plusに契約することで使用することができます。料金は月額20USドルです。
ChatGPT PlusはGPT-3.5とGpt-4の両方を使用することができ、追加料金はかかりません。
よくChatGPTを使用する方は有料版を使ってみるのもいいでしょう。
ChatGPTの申し込み方・支払方法
有料版のChatGPTの申し込み方を紹介します。まずChatGPTへログインした後、左のサイドバーの下にあるUpgrade to Plusをクリックします。
ポップアップ画面が出るので、右側のUpgrade Planを選択します。
画面にクレジットカードとデビットカードの情報を入力し、「申し込む」をクリックすると決済することができます。
ChatGPT Plusを解約するには？
ChatGPT Plusを解約する方法を紹介します。ChatGPTにログインした後、左サイドバーの下にあるアカウント名を押し、「My Plan」をクリックします。
ポップアップ画面が出てくるので「Manage my subscription」をクリックします。
画面が変わったあとに「プランをキャンセル」というボタンがあるのでクリックします。以上で解約が完了します。すでに支払った期間内であれば使用することができます。
ChatGPTのメリット・デメリット
ChatGPTはメリット・デメリットがあります。それぞれ2つ紹介します。
メリット
時間短縮ができる
ChatGPTを使うことで文章の作成をする際に時間を短縮することができます。キーワードと書き方を指示することで文章を生成できます。生成した文章をそのまま使うのは今のところ難しいですが、参考にすることで時間短縮できます。
様々な視点から情報収集ができる
ChatGPTを使うことで一つの質問に対して複数の回答を得ることができます。人間では考えられないような斬新な回答を得ることもできます。
デメリット
情報の正確性に欠ける
ChatGPTは様々なことに回答することができますが、その情報が正確ではないことがあります。ChatGPTの知識を鵜呑みにしすぎないようにしましょう。
専門的な質問には対応していない
ChatGPTは専門的な質問には対応していません。これは、間違った情報を伝えないためでもあります。専門的なことを知りたい場合はYoutubeやGoogleで調べましょう。
まとめ：ChatGPTの使い方をマスターしよう！
最後にこの記事をまとめましたのでぜひ見てください。
プロンプトの作成方法
- コンテキストを示す
- 指示は具体的に出す
- 回答に制限を与える
プロンプトのフォーマット
支持とコンテキストを区切る
回答形式、長さなど具体的に説明する
プロンプト例
- 文章の要約
- 問題作成
- 単語の説明
- 構成・削減
- アイデア出し
- 検索・情報収集
- 翻訳
- 服装のコーディネート
ChatGPTの種類
- 無料版GPT-3.5
- 有料GPT-3.5
- GPT-4
- 有料版の値段は20USドル
ChatGPTメリット・デメリット
- 時間短縮ができる
- 様々な視点から情報取集ができる
- 情報が性格じゃない
- 専門的な知識には対応してない
今回紹介した方法でChatGPTを使ってみてください。
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